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赤羽 宗治
信洲屋本店 3代目店主です。よろしくお願いします。
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“美濃ういろう”の製造方法
信洲屋本店の看板商品である“美濃ういろう”の製造方法を紹介します。
“美濃ういろう”は名古屋のういろうのような米粉ではなく、上質小麦粉(岐阜県産)を用いているのが特徴です。また、肉桂(ニッキ)が入っており独特の風味があります。
なお、生菓子のため、ネットショップでは販売しておりません。ご来店の上、お買い求めくださいませ。
撹拌(かくはん)
黒糖を十分に混ぜ合わます。
煮込み
十分に撹拌(かくはん)した後にお湯と混ぜ、沸騰させます。次に肉桂(ニッキ)を入れます。肉桂(ニッキ)が入ることによる独特の味わいは他にはない魅力を醸し出します。みつがなめらかになるまで店主自ら手で丁寧にかき回しながら、じっくりと煮込みます。
再撹拌(かくはん)
火からおろし、上質小麦粉を入れ、ミキサーでだまができないように十分に撹拌(かくはん)します。撹拌(かくはん)後、目の細かいふるいでこします。米粉ではなく小麦粉を使うのが美濃ういろうの特徴の一つです。
型取り
混ぜ込んだのち、せいろに入れた木型に手際よく流し込んでいきます。
蒸し
せいろを使って強火の蒸気でしっかり蒸します。蒸し加減は、創業以来の製法として代々受け継がれています。
化粧流し
せいろをいったんおろし、上下を入れ替えます。その際に表面の凹凸をなくすために再度流し込みます。これを「化粧流し」といいます。
この作業でういろうの見た目が決まります。温度加減や流し込む量など熟練の技が必要です。
冷やし
蒸したのち、木型より取り出し、冷やします。
成形
正方形に切ったのち、三角形に切ったら出来上がりです。